ポケットペアのプレイの仕方
- 2014/01/17
- ワンペア
今回はポケットペアはどうやってプレイするかを考察してみようと思います。
プリフロップレンジ表によると、ポケットペアは全て上位40%のレンジに含まれています。
つまり一番弱いポケットペア22でも、上位から40%目に当たるということです。
勿論AAが最強になります。
ポケットペアはフロップでセットになるとメチャクチャに強力で、ボードにフラッシュかストレートが見えていない時は、ほぼ勝利をものにできます。
勿論オーバーセットを作られて負けることもありますが、確率は相当に低いです。
例えばこのような例ですが、セットができると中々フォールドできないのですよね(笑)
こういう時は割り切ることにしています。
逆にフロップでセットができない時、ボードにそれより上位のカードが落ちると目がくらみます。
また中位のペアでフロップがそれ未満の数のカードだったとしても、オーバーペアの存在を考えるとそれほどえばれた立場でもなくなります。
つまりAA、KK、QQ以外のポケットペアはフロップでセットができなければ、それ以降の展開が相当苦しくなることが予想されます。
しかしもセットができる割合は9回に1回しかありません。
こうして見ると中位以下のポケットペアはそんなに美味しいハンドとも思えませんね。
ポケットペアとは基本的にはプリフロップでベットして相手をフォールドさせるハンドです。
では実戦の中からポケットペアのプレイを考察してみます。
1、まず私は基本的に、テキサスホールデムにおいてポジションが悪い状態でプレイすることを極端に嫌います。
これはフロップではプリフロップから良くなる方が確率が低く、何も状態が変わらないケースの方が多いため、大半は苦しい状態から先にアクションを起こさなければならないからです。
ポケットペアの勝ち方の基本は、ポジションのいい状態でプリフロップでリードし(自分がベットして相手にコールさせること。)、フロップでお互いに何も揃わずポジションの悪い相手にチェックをさせ、自分がベットして相手をフォールドさせるのが理想です。
フロップでポジションのいい状態でヘッズアップに持ち込み、何も揃わなかった相手にチェックをさせ、自分がベットをして相手をフォールドさせるところです。
リードしている状態ですと、こういう流れに誘えやすいです。
HUDでフロップベットフォールドの割合が高い相手には特に有効です。
2、どんなペアでも多人数参加を除いてレイズインします。
フロップ以降、勝っていそうだったらほとんどの場合はベットします。
相手にドローを引かれ逆転されたくないからです。
ワンペアは基本的にはスロープレイはしません。
しかしボードにフラッシュやストレートが見える場合は、ポットがこれ以上大きくならないように努めなけばなりません。
KKですが、いやなフロップです。
ボードにフラッシュドローとストレートドローが見えるのでベットしましたが、相手にコールさせターンで♣が落ちました。
こうなるともう強くは出れません。
ターン以降は攻守交替です。
チェックして相手にベットされ、仕方なくコールしているところです。
3、ポジションが悪い状態ですと、相手のベットに対してミドル以下のペアはフォールドすることもしばしです。
やはり苦しい状態(フロップでセットにならなかった状態)で、先にアクションを起こすのが嫌だからです。
BBで77ですが、先にベットが入ったためここはフォールドしました。
4、3とは逆に相手よりポジションがいい状態ですと3ベットを試みることが多いです。
コールではなく3ベットをするのは、やはりフロップではセットができないと仮定した場合、これ以上強くはいけないからです。プリフロップの段階で相手をフォールドさせたいところです。
ポジションがいい状態ですと、逃げれる範囲でフロップでもレイズしていきます。
5、フロップでセットができてもボードにドローが見えるようならプロテクトする。
ポケットペアがフロップでセットになると、つい勝った気になってしまいますが、これは一番危ないです。
私はこれで随分と痛い目に遭いました。
フロップでセットになりましたが、これ以降ボードに8が落ちるととても危険な状態になります。
こういう時はオールインして手をプロテクトします。
6、いくらポジションが良くても3ベットが入った後は、中位以下のペアはフォールドする。
いくらポケットペアでポジションがよくても、3ベットが入った後では少し考えます。
ディラーで77ですが、3ベットが入った後なので私はフォールドしました。
ルースなプレイヤーに対しては4ベットを仕返すこともありますが、タイトなプレイヤーに対してはまずフォールドします。
7、多人数参加の場合はコールで入り、安くフロップを見にいく。
多人数参加の場合はレイズしないでコールに止め、安くセットを作りにいきます。
このように参加者が多い時はレイズしないでコールに止め、安くフロップを見にいきます。
この場合は勿論フロップでセットができなければ、チェック、フォールドすることになります。
多人数参加ですとインプライドオッズが良くなるということですね。
8、3ベットでレイズインしても4ベットが入れば、中位以下のポケットペアはさすがにフォールドします。
99で3ベットでレイズインしましたが後ろのプレイヤーに4ベットが入ったので、ここはフォールドしました。
相手がオーバーペアの可能性もあり、このままゲームに参加していると、とばっちりを喰うかもしれません。
9、AA、KK、QQのポケットペアならフォーベットに対してはオールインする。
私がQQで3ベットした後に、レイズインした相手が4ベットをし返してきました。
QQなのでここはオールインします。
AA、KK、QQは確かに強いハンドですが、フロップ以降はただのペアでしかありません。
よってここで相手に強い決断を迫って、フォールドさせるのが狙いです。
この場合相手がAA、KKならしょうがないと諦めるしかありません。
以上がワンペアの代表的なプレイのパターンになります。
実際には相手がどういうプレイヤーかにもよるため、HUDのデータと照らし合わせてアクションを決定します。
例えばあまりにもタイト過ぎるプレイヤーに対しては、ブラフベットは避けたいですからね。
ポケットペアというのは基本的にはプリフロップでベットして相手をフォールドさせ、フロップ以降はセットにならなければポットが膨らまないようにプレイするハンドです。