フィル・ゴードンが言うには、ターンが最も秀でたプレイヤーと他のプレイヤーの差が出るところだと言います。

私は正直、まだこの意味を正確に汲み取るほどのポーカースキルはありません。

ここではターンのミスプレイを考察してみようと思います。

 

 

ノーペアでオーバーベットに対するコール

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U$16.05

H

D

S

B(私)$13.16 A♥、T♠

Uがリンプ、H、D、Sがフォールド、私はチェックしました。

 

フロップ$0.40 8♥、7♠、3♦

私がチェック、Uは$0.16をベット、私はコールしました。

 

ターン$0.72 8♣

私がチェック、Uは$2.24をベットしてきました。

なんとなくブラフっぽいのでノーペアでコールしました。

 

リバー$5.2 5♣

共にチェックしました。

 

ショーダウン$5.2

UはJ♠、7♣を見せワンペアでポットを獲得しました。

2014.5.11p4

相手はクジラでしたがいくら何でもターンで、ノーペアでポットの3割を超えるベットに対するコールはあり得ませんでした。元々プリフロップのアクションから、このボードは相手の方が噛み合っていそうです。フロップでのミニマムベットに対するコールはともかく、ターンでは当然フォールドするべきでした。ポジションの悪い状態で、ターンで漫然とコールするのはよくありません。

 

 

0だったアウツ

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U

H$38.89

C

D

S(私)$17.72 5♠、8♠

B$15.84

Uが$0.16でリンプ、Hもそれに習いコール、CとDがフォールド、私もコール、Bは$0.64へレイズ、Uがフォールド、Hと私がコールしました。

 

フロップ$2.08 9♠、2♥、T♣

私、B、Hが三人共にチェックしました。

 

ターン$2.08 Q♣

私が$1.46をベット、二人がコールでついてきました。

なぜ私がベットしたのかと言うと、ガットショットストレートドローとブラフを兼ねてです。

 

リバー$6.46 J♣

そして望み通りのJが落ちストレートが完成しましたが、私はここでミスを犯したことに気づきました。

どちらかがKを持っていたら、上位のストレートを作られてしまうからです。

こういう時にポジションが悪いと苦労します。

私は考えた末にチェックしました。

Bもチャック、Hが$16.8をベットしました。

二人にオールインを突きつけています。

私はストレートにも関わらずフォールドせざるを得ませんでした。

Bもフォールドし、Hがポットを獲得しました。

2014.5.11p3

望んでいたJが落ちてストレートが完成にも関わらず、上位のストレートを警戒してチェックフォールドせざるを得ないのでは明らかにおかしいです。つまりターンでのアウツは既に0でした。アウツ0の状態で、多人数参加でポジションの悪い状態からのブラフベットはあり得ませんでした。9、T、J、Qとボードにあって、8を持ってのストレートの完成は喜べません。つまり何が落ちても勝てそうもないので、ターンでは当然チェックをするべきでした。また下位とは言えストレートをフォールドせざるを得ないのですから、テキサスホールデムとは如何にポジションが重要かが分かります。