ポーカーにおいて、自分のカードを過信している時が一番怖いというのは以前書きました。
ストレートやフラッシュが揃ったら大概の場合は勝てますが、一つ注意しなければいけない役があります。
それはフルハウスです。
フルハウスは基本的にはボードにペアが出た時にできる可能性のある役です。
よってストレートやフラッシュはボードから予想できるカードなので、ボードにペアが出た時突っ込んでくるプレイヤーには警戒が必要です。
では見ていきます。
プリフロップで€0.2レイズしてきたプレイヤーに対してQ♦、J♥を持っているポジションのいい仗助はコールしました。
他のプレイヤーはフォールドしました。
フロップで8♥、9♣、9♦が出ました。
相手はチェックし仗助は€0.25をレイズしましたが相手がそれにコールしました。
ターンで10♥が出ました。
相手がチェックし仗助もチェックしました。
この時点で仗助はストレートができ勝ちを確信してスロープレイをしています。
リバーで6♣が出ました。
相手が€0.52ベットしたのに対して仗助はさらに€1.04にレイズしました。
すると相手は残りの€3.75をオールインしてきました。
仗助はこれにコールします。
ショーダウンしてみますと相手のカードは10♦、9♠でした。
見事にフルハウスです。
相手もなかなかしたたかなプレイヤーでしかたがない負けともいえそうですが、いくらストレートといえどもボードにペアができた段階でフルハウスの可能性が出てきてその瞬間にストレートやフラッシュは最強の手ではなくなることを覚えておかないといけません。
しかし10♦、9♠はポジションの悪い相手からみて参加ハンドレンジでないため仗助は少しバットビートでしたね。