ペアハンドの扱い方

ペアハンドというのはプリフロップではとても喜ばしいハンドですが、フロップ以降はセットにならなければただのワンペアです。

フロップでオーバーペアならまだしも、自分のペア以上のカードが落ちると少し困ってしまいますよね。

プリフロップでペアハンドというのをどうやって扱ったらいいのか、ここでは私の実戦を元にペアハンドの扱い方を考察してみようと思います。

 

 

損切り

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U

H

D(私)T♣、T♥

S

B

Uが$0.48へレイズ、Hがフォールド。

私は$1.62へ引き上げましたが、理由はUがフロップでコンティニューエーションベットを打ってくる確立が高く、ここでフォールドさせたかったからです。

Sがコール、BとUはフォールドしました。

 

フロップ$3.88 K♠、3♦、2♣

Sは$1.9へ引き上げました。

相手のデータはややルーズだがまともなプレイヤーで、フロップのコンティニュエーションベット率は50%でした。

これはブラフの可能性もありそうです。

フロートもいいのですが相手はターンのコンティニュエーションベット率も50%で、ターンでTがセットにならなければこれ以上プレイし続けるのが難しくなるので、私は$3.8へレイズしました。

少し勿体ないかもしれませんが、ここで自分の立ち位置をはっきりさせたかったからです。

すると相手はオールインしてきました。

さすがにTのワンペア以上はあるのだろうと思い、私はフォールドしました。

2014.5.10p3

さすがにブラフでないと思ったらボードにKが見えている状態では、Tのワンペアではオールインコールはしきれません。

このプレイで$5.42ほど失いましたが、相手にカードの強さを露呈させて損を最小限に食い止めたこのプレイはそれなりに良かったと思います。

ほとんどフロップのプレイかもしれませんが、Tのようなやや強めのペアで、オープンしているプレイヤーのコンティニュエーションベット率が高い場合は、ポジションが良くてもフォールドエクイティを狙い3ベットで入るケースが多いです。

やはりフロップでセットにならない確率の方が圧倒的に高く、ブロードウェイカードが落ちると厄介だからです。

 

 

高いインプライドオッズでセットを引き当てる

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U

H$27.86

C(私)$15.76 3♥、3♠

D

S$15.60

B

Uがフォールド、VPIP79のHが$0.48でオープン、私はこのアグレッシブプレイヤーに対して安くセットを作りペイオフさせたいと思いコール、Dがフォールド、VPIP40とこれまた高いSが$2.08へレイズしました。

Hがコール、私はポジションがいいしSはスクイーズの可能性も高いことからコールを選びました。

 

プリフロップ$6.4 3♣、Q♥9♦

Sが$4.48をベット、Hがフォールド。

セットを引き当てた私は、SはQをヒットさせている可能性も高くターンかリバーでQが落ちると目も当てられないので、$8.96へレイズしました。

Sはコールしました。

 

ターン$24.32 7♦

Sはチャック。

私はリバーでQが落ちるとまずいので、$4.64をレイズし彼へオールインを促しました。

Sはフォールドして私がポットを勝ち取りました。

2014.5.10p2

相手はブラフだったのかもしれませんが、フリーカードを与えないこのプレイは良かったと思います。

プリフロップで二人の$2.08へコールしましたが、多人数参加の場合と、セットを作った時大きくペイオフしてくれそうだったら(この場合二人のアクションが強いため、フロップ以降もポットが大きくなることが予想される。)、ペアハンドでコールしこのように安くセットを作りにいくのはありだと思います。セットができる確率は約1/9ですが、$2.08(投資した額)×9=18.72<$23.23(得られた額)よりこの投資は正しかったと言えそうです。逆に言うとセットを作った時9倍以上の見返りがなければ割りが合わないということになりますが、そういうわけでもないのです。特にポジションがいい場合は、相手のプロフィールを考慮し、ボードによってはいくらでもストーリーを作っていけますからね。

プリフロップのインプライドオッズに対しての考え方

テキサスホールデムにはよくインプライドオッズという言葉が出てきます。

インプライドオッズとは、ポットに入れる金額(リスク)がリターンに見合うかどうかという意味で用いられます。

この考え方は結構重要で、普段なら参加しないハンドでもインプライドオッズが合うなら参加する価値は十分にあります。

では早速具体例を見ていきます。

 

プレイ、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)

プリフロップ($0.24)

シート1(BB)

シート2(私)7♦8♦

シート3

シート4(D)

シート5(SB)

7♦8♦のスーテッドコネクタを得た私は標準レイズ額の2.5BBである$0.4でレイズインしました。

するとシート3は$1.36へ3ベットしました。

このプレイヤーに関しての情報はありませんが、まだ他に3人のアクションが残っているため、この3ベットはハンドの強さを表しています。

上位のペアか上位のスーテッドコネクタと読み、全員がフォールドすれば私もフォールドするつもりでした。

しかしシート4、5がコールしてきました。

シート1はフォールドしてアクションは再び私に回ってきました。

ポットは$4.64になっていて、これなら$0.96をコールするに十分な金額になっています。

もしシート4、5もフォールドしていればポットには$2しかなく、自分より強そうなハンドに対してポットの半分近い$0.96を入れてまでフロップを見にいく気になれません。

二人が$1.36にコールしたことによりポットが大きくなっているから、多少勝率は悪そうでも私もコールする気になったというところに注目して下さい。

つまりポットが大きくなったことにより、私が参加するインプライドオッズが見合ってしまったということです。

私もコールして4人でフロップを見にいきます。

 

フロップ($5.6)K♦6♥2♦

このフロップは私にとっては有り難いです。

フラッシュドローを引き当てた私は、セミブラフで相手を降ろしにいきます。

私はポットに$5を入れました。

他の3人はフォールドしました。

私は$5.35(レーキ$0.25)を獲得しました。

implied odds

 

このようにポットが大きくなったらそれに伴い参加ハンドレンジも広がることを頭に入れておいて下さい。

QQがプリフロップオールインハンドな理由

テキサスホールデムのリングゲームにおいて、AA、KK、QQ、AKはプリフロップオールインハンドと言われています。

AAやKKはハンドランキングで1位と2位なので分かると思います。

 

AKはペアではありませんが、AK以外のペアハンドに対しては4割以上の勝率があります。

もしあなたが中位~下位のペアハンドなら、プリフロップでオールインする気になるでしょうか?

相手は上位のペアかもしれません。

恐らくほとんどの人はする気になれずフォールドすると思います。

実際にはAK以外のペアハンドの方が勝率が高いのに、フォールドさせてしまうところにAKハンドのプリフロップオールインの妙があるところです。

 

QQの場合でも自分がQQを持っていて、相手がAA或いはKKを持っている確率は低いのでプリフロップオールインハンドと言われています。

QQハンドの場合はフロップ以降にボードにAかKが出てきてしまったら、それほどえばれたカードではなくなってしまうため、プリフロップの段階で相手をフォールドさせたいところです。

QQでは3ベットという考えもあると思いますが、オールインではなく3ベットだとどうなるのかをみていきたいと思います。

 

 

ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)

プリフロップ($0.24)

シート1

シート2

シート3

シート4

シート5(SB)(私)Q♥、Q♠

シート6(BB)

シート1がアーリーポジションから3BBの$0.48へレイズしてきました。

シート2、3、4はフォールドしアクションは私に回ってきました。

私はレイズされた額の3倍以上の$1.5へ3ベットしました。

シート6がフォールドし、シート1がコールしてきました。

 

フロップ($3.16)4♦7♦、A♣

Aがでてきてしまったため、私はチェックせざるを得ません。

相手もチェックしました。

 

ターン($3.16)K♦

私はこれもチェックをせざるを得ません。

こうなるとQQは既に強いカードではなくなっています。

相手は$2.24をベットしてきました。

私はフォールドせざるを得ませんでした。

 

プリフロップでは相当に強いQQなのに、プリフロップ以降ではただのワンペアになってしまいます。

それゆえにプリフロップの強い段階でオールインする必要があるのです。

こうしていればシート1はフォールドせざるを得なかったと思います。

 

ポーカーは基本的に、相手にカードを引かせない(フォールドさせる)ゲームです。

ですから自分のハンドが強いと思われるうちにベットして、カードを引かれると勝たれてしまうかもしれない相手に負荷を与えるのが基本的な戦略となります。

収益を上げやすいセット

ところでポーカーにおいて、あなたが一番好きな役は何ですか?

勿論クワッズやストレートフラッシュは大好きですが、私の場合は現実的にセットです。

セットとはポケットハンドに2枚同数のカードがある状態で、フロップ以降でもう1枚同数のカードができてスリーカードが揃う状態です。

ちなみにポケットカードに1枚、コミュニティーに2枚同数のカードが揃いスリーカードができる状態をトリップスといいます。

 

なぜセットが好きなのかといいますと最も収益を上げやすい役だからです。

最初のポケットハンドが同数だったら取り敢えずゲームに参加します。

フロップでもう1枚でてきたらそれでセットです。

 

私の場合フロップでセットができたら、ボードにストレートやフラッシュが見えない限りスロープレイをします。

チェックや弱気なコールをわざとするのです。

少しアグレッシブなプレイヤーはブラフをかけてきますが、そうすればしめたものです。

相手のレイズするままにコールして、フロップでJが出てきた時は危なかったものの見事に収益を上げることができました。

 

セットはトリップスにくらべて読みにくいので少しアグレッシブなプレイヤーは突っ込んできてくれます。

最初のカードがペアになる確率は1/17、その上でフロップでセットになる確率は約9回に1回ですからなかなか揃うものではないのですが、揃った時はボードにストレートやフラッシュが見えない限りはほぼ勝利をものにできます。

 

ただしいくらセットでもオーバーセットには圧倒的に弱いです。

これは、できてしまったらもうしょうがないという事例です。

案外諦めもつきます。

このようなバッドビートをくらったら、もうその日はやめてしまうのがいいでしょう。

Fishの見抜き方

今回はFishプレイヤーの見抜き方について説明したいと思います。

Fishとはいわゆるカモのことで、ポーカー上級者からみたらお客さんのことです。

 

ポーカーには確かに確率に基づいた正しいプレイというものが存在します。

よってこちらが正しいプレイをしていれば相手がそれに反したプレイをした時、自ずとお金がこちらに動いていくようにできています。

Fishプレイヤーとはそのような反したプレイをする人のことです。

ではどういうプレイヤーがFishに該当するのかみていきたいと思います。

 

1、ビッグブラインドを待たずして途中からゲームに参加してくるプレイヤー

これは何もメリットがありません。わざわざビッグブラインドを払って不利なポジションから始めねばならないからです。

ビッグブラインドを待ってから参加するのが普通ですが、途中から入ってきてビッグブラインドを払って参加するプレイヤーは結構多いです。

 

2、Maxバイインを持たずにわざわざショートスタックで参加するプレイヤー

これもメリットがありません。

ポーカーは基本的にはフォールドすることが多く、お金の移動は小額ですが、いい手が入ると利益を上げるチャンスですからその時スタックが小さいとチャンスを最大限に生かせないのです。

ポケットAやポケットKなどは滅多に入るものではなく、その時大きな収益を上げれないというのは辛いです。

 

3、頻繁に参加してくるプレイヤー

ゲームに参加していいハンドレンジはポジションによって変わってきますが、これを無視して毎回のように参加してくるプレイヤーがいます。

大体平均して参加率は5ゲームに1回と言われていますが私の感覚ではもっと少ない気がします。

つまりそれだけ勝率に合わないハンドで頻繁に参加しているということでありFishプレイヤーということになります。

 

4、ショーダウンして負けた後にマックしないでカードを見せるプレイヤー

これも意味がないどころか自分のプレイを相手に曝け出しているようなものです。

特にブラフだった場合は次以降、相手もブラフを考慮に入れた応じ方をしてきますので通用しなくなる可能性も高いです。

自分がどういうプレイヤーか相手にヒントを与えることもないので、それをするプレイヤーはFishプレイヤーということになります。

 

私はこの4つから相手の強さを測るのですが、割りとFishプレイヤーは多いように感じます。

それだけ遊び感覚でやる人が多いということなのですね。

Fishプレイヤーがテーブルにいなくなったらもう切り上げてしまうのがうまい止め時だと思います。