浄瑠璃寺の春

2日目は加茂方面に行き、木津川市観光協会の当尾石仏めぐりコースを辿ってみました。

8:12加茂駅に到着ですが、人が少なく田舎を予感させる雰囲気です。

ソメイヨシノが咲き乱れていました。

クヌギ坂旧道へ入ります。

アプリがあっても初めての道は結構間違ってしまいます。

モクレン。

九体寺というのが浄瑠璃寺のことです。九体の観音菩薩があるからです。

千日墓地十三重石塔で重要文化財になっています。クヌギ坂旧道へ入ってから人っ子一人遭いません。

10:37岩船寺に到着です。門の前の自販で水を買い休憩してから入りました。岩船寺の創立は729年聖武天皇が行基に命じて阿弥陀堂を建立したのが始まりです。拝観料は500円です。

本堂の中にはケヤキの一本造りの阿弥陀如来坐像が安置されています。

池の向こうに朱塗りの三重塔が見えます。

赤っぽい馬酔木が咲いていました。

ミツマタです。

貝吹岩の方へ行くと結構な見晴らしでした。

白い馬酔木です。

十三重石塔の所につつじです。

以下当尾の石仏です。三体地蔵

わらいぼとけ(観世音菩薩坐像、阿弥陀如来坐像、勢至菩薩坐像)

カラスの壺2尊(阿弥陀如来坐像)

カラスの壺2尊(地蔵菩薩立像)

藪の中三尊像(地蔵菩薩立像、十一面観音菩薩立像)

藪の中三尊像(阿弥陀如来坐像)

正午を回った所で浄瑠璃寺の前にあるあ志び之店に到着です。

とろろ定食(1100円)を食べました。本来とろろに生卵がのっているのですが抜いて貰いました。お腹が減っていたのでとても美味しく感じました。

13:20京都の最南端、浄瑠璃寺に到着です。昨日行った大和西大寺の興正菩薩叡尊の真言律宗の流れをくむ寺で、平安時代(1150年)から整備されてきました。

本堂側(彼岸)から見た三重塔で東に配置されています。中には薬師如来像が安置されていますが見られませんでした。

そして三重塔側(此岸)から見た本堂で西に配置され、中には九体の阿弥陀如来が安置されています。裏から回って本堂に入ります(500円)が、堀辰雄の浄瑠璃寺の春で描写されている柿の木は分かりませんでした。この古刹の庭園は湧水の苑池が広く、極楽浄土をイメージさせる印象に残る寺でした。パンフを見ると紅葉のシーズンに来るのも良さそうです。

首切地蔵

大門石仏群

大門摩崖仏。これは近くに来るのに足場が悪く、結構骨の折れる道でした。

見るものは全て見て駅に戻ります。

加茂駅の前の道ですが何とも田舎の町といった感じです。

奈良駅まで戻りヴィ・ド・フランスのイートインで休憩です。これで513円で喫茶店よりこのようなイートインの方が大分安いというのが今日最大の発見でした。

奈良の町並みは昔のままなのか道が狭くてくねくねしています。それで案外ディナーがいただけるところが無くこれには参りました。

この日はや台ずしで海鮮丼松(ご飯大盛りで2089円)を食べました。とても美味しかったです。寿司は鉄板だとも思いました。