チェックレイズ

チェックレイズはたまに見かけるアクションですが、私の見た限りでは割とブラフ絡みであることが多い感じがします。

意外に重要なアクションなので、このページでまとめておきます。

実戦で出た重要と思えるチェックレイズを随時更新していきますので、どういう状況で用いるのか参考にしてみて下さい。

 

 

プレイ1($0.08/0.16) フロップでのブロードウェイカードのペア

プリフロップ $0.24

U

H

C$10.27

D

S(私)$15.76 K♥A♥

B

UとHがフォールド、Cがリンプイン、Dが$0.72へレイズ、私が$2.14へスリーベット、Bがフォールド、Cがコール、Dがフォールドしました。

 

フロップ $5.16 Q♣、Q♦4♥

オーバーカード2枚とバックドアフラッシュドローが出ました。

ポジションが悪い時こういう場面ではほとんどベットが正しいですが、ゲーム参加率やフロップベット率が高い人やショートスタック相手にはチェックレイズも意外に有効です。

私はチェックしました。

するとショートスタックの相手は$2.46をベットしてきました。

相手の残りは$5.67でポットコミットしていない状態(フォールドできないほどリスクに晒している状態)ではないので、私はここでチェックレイズのオールインをしました。

checkraise1

如何にもQを持っていてハメタという感じがしませんか?

相手がQ或いは4、4を持っていればおしまいですが、それ以外はコールしきれないと思います。

ボードにQが2枚見れているということは、1枚よりかは相手がQを持っている確率は低いです。

案の定相手はフォールドしました。

相手がポットコミットをしていないというのが重要で、もしポットコミットをしているベット額でしたらフォールドせざるを得ませんでした。

またここには、負けても$5.49は戻ってくるという計算も含まれていました。

ピュアブラフ

引き目によっては勝てるかもしれないセミブラフに対して、引き目がないかあってもほぼ確実に負けてるであろうハンドで、相手をフォールドさせる意図でベットすることをピュアブラフといいます。

成功すると快感ですが、相手にフォールドされずにショーダウンまでいってしまうと大きな損失を出す可能性があります。

ピュアブラフは相手が本物のカードだった場合と、こちらがアグレッシブプレイヤーと思われている場合は通用しません。

ピュアブラフはタイトプレイヤーが相手だった場合、非常に有効な戦略だと思いますが、それが故に相手をよく選ぶ必要があります。

大切なのは相手の参加ハンドレンジとプレイスタイルをよく読むことです。

そして相手がこちらのレンジをどう読んでいるかも重要です。

ピュアブラフは初心者にはリスクが高すぎてあまり使用しないほうがいいと思います。

 

 

例1、ホールデム ノーリミット ($50/$100、アンティ$20)

プリフロップ($250)

シート1

シート2

シート3

シート49♥J♥

シート5(SB)

シート6(BB)2 ♣、Q♥

シート1、2、3がフォールドして、シート4は$250へベットしました。

シート5がフォールドして、シート6はコールでブラインドを守りにいきました。

 

フロップ($650)T♠、Q♣、T♦

シート6はチェック、シート4は$400をレイズしてそれにシート6はコールしました。

シート4はこの時点でオープンエンドストレートドローで、シート6がフルハウスでない限りアウツは8枚(8、K。9、Jは相手がQ持ちの場合も考慮して含めない。)あります。

このセミブラフは妥当だと思います。

一方Qがヒットしたシート6も相手がTを持っている可能性もありますのでコールは妥当だと思います。

 

ターン($1450)7♠

ラグですが、シート4は更に$900をポットに入れセミブラフを通しました。

Tヒットで無い限り、現状では勝っていると思われるシート6はコールしました。

 

リバー($3250)2♠

ドローを引けずにシート4は何も揃いませんでした。

シート4から見てもとても相手に勝っているハンドとは思えません。

しかしここで更に$2400をベットしました。

これは相手をフォールドさせることを意図したベット以外何ものでもありません。

つまりピュアブラフです。

シート6はコールに応じショーダウンして$8065(レーキ$5)を獲得しました。

2013.8.3p6

これはピュアブラフの失敗例ですが、中々の状況設定だったと思います。

フロップでオープエドストレートドローを引き、フロップとターンでセミブラフ、リバーではストレーレートは引けなかったもののTのトリップスを装ってのピュアブラフは悪くないと思います。

ただ不運だったのが、フロップの時点でQをヒットさせられてたことです。

これではこの額ではさすがにコールされてしまいます。

 

 

例2(2014.9.23)、ホールデム ノーリミット ($0.08/$0.16)

プリフロップ($0.24)

シート1(SB)

シート2(BB)

シート3(私)3♦2♦

シート4

シート5

シート6(D)

3♦2♦のスーテッドコネクターですが、アンダーザガンからのベットはリスペクトされることが多いので$0.48でオープしました。

シート4と6だけがコールしました。

シート4はタグです。

tag1

 

フロップ($1.68)J♦、2♣、A♦

サードヒットとフラッシュドローを引きました。

ポジションは悪いし、相手がタグということもありセミブラフにはもってこいです。

私は$0.84をベット、シート4がコール、シート6がフォールドしました。

 

ターン($3.36)J♥

これは私にとっては嬉しいカードです。

相手は如何せんタグですので、フロップで後ろにもアクションを控えられた立場で、セカンドヒットではコールしてこなかったと多います。

そうなるとトップヒットかドローの可能性が高いです。

今までの強いアクションを継続し、更に$2.14をベットしました。

相手はこれにもコールしてきました。

 

リバー($7.64)4♥

ドローは引けませんでしたが、これはラグっぽいです。

相手のレンジとアクションを考え、唯一負けていそうなのが2のセットですがその可能性は低く、ここはJのトリップスを装いピュアブラフを試みました。

$5.24と少し大目の額をベットすると、相手はフォールドしました。

bluff1

タグ(分別のあるプレイヤー)なら、いくらAのトップヒットと言えどトリップスが見えている状況ではベットしにくいということを利用したのです。

 

 

ピュアブラフはとても有力だと思いますが、使うタイミングとベット額は難しいと思います。

またリレイズされたら基本的にはフォールドすることになります。

上級者になるとストーリーを作ってノーペアでもピュアブラフを打ってきますが、リスクが高く勇気もいると思います。

インプライドオッズとエクイティ

今回はインプライドオッズとエクイティについて考えていこうと思います。

インプライドオッズとは、ポットに投入する金額と勝てばリターンされる金額が、勝率に合うかどうかを計算したものです。

エクイティとは株の世界では株主の所有者利益のことを表しますが、ポーカーの世界ではゲームに参加している人が各々手の強さやアクションからポットの配分率がどれくらいかを計算したものです。

では早速見ていこうと思います。

 

例1)

inprideodds1

これがプリフロップ前の状況設定です。

私のポジションはD(ディーラー)で、3♣、5♣のワンギャップスーテッドコネクタが配られました。

決して強いカードではないですが、ドミネイトされにくいカードです。

プリフロップでU(アンダーザガン)はフォールド、H(ハイジャック)は$0.32をベット、C(カットオフ)はフォールド、私が$0.96へレイズ、S(スモールブラインド)、B(ビッグブラインド)がフォールド、Hがコールしました。

 

inprideodds2

これがフロップの状況です。

私にはオープンエンドストレートドローとバックドアフラッシュドローがヒットしました。

相手はチェックしてきました。

ホールデムマネージャーのデータでは、VPIP42でフィッシュマークがついています。

相手が♦のフラッシュドローなら話は別ですが、その確率は低くターンかリバーでAか6が落ちたらほぼ勝利をものにできそうです。

ではその確率を求めてみます。

 

ホールデムで使われるカードは52枚、今分かっているカードは5枚で、残りの47枚(相手のカードも未知なのでここに含む)にAと6の計8枚のカードは含まれています。

逆に言うと39枚がAか6以外のカードということになります。

よってターンでストレートが完成しない確率は39/47。

ターンでストレートが完成しなければ未知のカードは46枚になり、その中の38枚がAか6以外のカードということになり、よってリバーでストレートが完成しない確率は38/46。

以上よりターンでもリバーでもストレートが完成しない確率は39/47・38/46。

余事象の考え方からターンかリバーでストレートが完成する確率(Aか6が落ちる確率)は1-39/47・38/46≒0.3145となり、ほぼ30%。

 

つまりショーダウンまでいけば、フロップの時点では勝率は30%といえます。

よってターンとリバーでポットに投入する金額がリターン額に占める割合が30%を切れば、オッズは自分にとって好都合なものと言えます。

 

実際には相手がフォールドする可能性も小さくなく、エクイティで見たらターンとリバーでポットに投入する金額がリターン額に占める割合が40~50%くらいはあっても長期的に見たら元は取れそうです。

このようにポーカーのエクイティとは完璧に計算できるものではなく、不確実な推測された変数を含んで計算されます。

これは相手のタイプや相手のハンドの強さという、不明確な事象も考慮しなければならないからです。

 

そこで私は$1.28をベットしました。

これはフォールドされてもコールされてもどちらでもいいという微妙な額(ポットの6割相当)です。

相手はコールしてきました。

 

inprideodds3

これがターンの状況です。

オープンエンドストレートドローに加え、バックドアフラッシュドローができました。

Aか6か♣が落ちれば勝利をものにできそうです。

相手はまたもチェックしてきました。

ではリバーでAか6か♣が落ちる確率を求めてみます。

 

A♥A♦、A♣、A♠、6♥6♦、6♣、6♠、4♣、8♣、9♣、T♣、J♣、Q♣、K♣は全部で15枚。

未知のカードは46枚

よって15/46≒0.326

ショーダウン勝率は約33%で、3回に1回は勝てる計算になります。

 

そこで私はポットの2倍近い$8.77をベットしました。

相手がコールすればリターンされる金額は4.72+8.77×2=22.26

投資リターン比率は8.77/22.26≒0.394

約40%でインプライドオッズをやや上回る比率ですが、フォールドエクイティを考慮すればこのくらいでもいいと思います。

 

inprideodds4

結局相手はフォールドして私がポットを勝ち取りました。

ポット相当のベット額でしたら相手にコールされ、リバーで何も落ちないという可能性も低くはなかったと思います。

フォールドエクイティをものにできたということになります。

このようにフォールドエクイティを考慮すると、インプライドオッズに合わないベット額でも長期的に見ると利益が出そうです。

 

例2)

inprideodds5

これがプリフロップ前の状況です。

Uがフォールド、Hが$0.48でレイズ、Cがフォールド、Dの私がコール、SとBはフォールドしました。

ちなみにQ、Jスーテッドではレイズも有力だと思いますが、ポジションがある時はコールでフロップを見にいくのも全然ありだと思います。

 

inprideodds6

これがフロップです。

フラッシュドローとガットショットストレートドローができました。

ここで相手は$0.72をベットしてきました。

どうもKがヒットしているみたいです。

さてターンかリバーでドロー(Tか♠)を引ける確率を求めてみます。

 

ドロー(アウツ)は3♠、4♠、5♠、6♠、7♠、8♠、9♠、T♠、T♣、T♦T♥、A♠の12枚

未知のカードは47枚よりアウツ以外のカードは35枚

よってターンでドローが引けない確率は35/47

リバーでもドローが引けない確率は34/46

ターンでもリバーでもドローが引けない確率は35/47・34/46

余事象よりターンかリバーでドローが引ける確率は1-35/47・34/46≒0.44958

つまりほぼ1/2の確率でドローは引けることになります。

 

2回に1回勝てるならショーダウンしても長期的に見たらトントンなので、ここはフォールドエクイティで利益を最大にしたいためセミブラフを決行することにしました。

インプライドオッズを考えると、オールインまでいったとしてもポットの$1.2分得する勘定になります。

私は$1.44へレイズし、相手はコールしてきました。

 

inprideodds7

これがターンです。

フロップのコールより、相手はKを持っていることを確信しました。

ターンでJ♥が落ちましたが、あまり喜べたカードではありません。(ワンペアなら相変わらず現状では負けていそうだし、相手にもドローの目ができた可能性が高いから。)

相手はチェックしてきました。

ここでリバーでドローが引ける可能性を求めてみます。

 

ドローは先程の3♠、4♠、5♠、6♠、7♠、8♠、9♠、T♠、T♣、T♦T♥、A♠に加えてJ♣、J♦の14枚に増えました。

未知のカードは46枚よりドローが引ける確率は14/46≒0.304347

ほぼ30%です。

 

インプライドオッズを考えるとここはポット以下のベットが望ましいようです。

私は$2.80をベットしました。

相手はコールしました。

ちなみにインプライドオッズは(ポットの金額+自分がポットに投入する金額+相手のコール金額)/自分がポットに投入する金額:1で表され、(4.08+2.8+2.8)/2.8≒3.457より3.457:1ということになります。

ブレイクイーブンパーセンテージ(BEP)は1/(3.457+1)≒0.224366

よりBEPはほぼ22.4%です。

これは勝率が22.4%あれば長期的に見て、利益は±0になるということです。

勝率はほぼ30%なので、ターンだけ見ても十分に利益は出るプレイといえそうです。

 

inprideodds8

これがリバーです。

いよいよ待望のドローが引けました。

相手はまたもチェックです。

相手がA♠、X♠でない限りはナッツです。

私は引き続き$5.24をベットしました。

相手はコールしてきました。

 

inprideodds9

相手はK♥Q♦を開き、私がポットを勝ち取りました。

これは上手くいき過ぎましたが、仮にインプライドオッズが合ってなかったとしても、フォールドエクイティとアウツを引いた時に得られる金額が大きいと見込めれば、やはりポットにお金を入れていく勝ちは十分にありそうです。

JJハンドの考察

JJハンドは扱うのが難しいと言われています。

私もJJハンドは収支が明らかにマイナスになっています。

ここではJJハンドをどのようにプレイしたのか考察してみようと思います。

 

 

プリフロップでオールイン

1 、キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U$17.52

H$15.66 J♥J♦

C

D

S

B

Uが$0.48へレイズし、私は$1.62へレイズ、Cがフォールド、Dがコール、SとBがフォールド、Uが$3.84へレイズ、私が$7.6へリレイズ、Dがフォールド、Uがオールインしました。

私は少々考えた末にコールしました。

 

ショーダウン$33.18

相手はA♣、A♠を開きました。

フロップで6♦Q♥7♦、ターンで3♣、リバーでK♠が落ちUがポットを獲得しました。

2014.5.16p1

これはちょっと行き過ぎでした。

ショートスタックでもない限りポケットJで、プリフロップでオールインまでいくのはどうも拙そうな感じです。

最初のUのアクションに対して、Hで3ベットしたのは良かったと思います。

後にアクションを起こすプレイヤーがまだ四人も控えていますから、ここはアイソレートしたいところです。

それに後ろの四人のうち誰かが、スクイーズしにこないとも限りません。

しかしUの2回目のアクションに対しては、コールに止めるべきだったと思います。

そしてフロップでセットができずに、Uがアクションを起こしてきたらもう諦めるべきハンドでした。

Uの2回目のアクションに対してリレイズしてしまったため、オールインまでいくのが避けられなくなってしまったということです。

2014.5.16p2

JJではAAに対してプリフロップでオールインして、勝率はほぼ5回に1回しかないのです。

ブラフのハンド考察

セミブラフは確率に基づいたブラフで、もしコールされてしまってもそこそこ高い勝率があるので、フォールドエクイティを考慮して多くのプレイヤーがやってきます。

ここではセミブラフについてハンド考察をしてみたいと思います。

 

 

リバーでのセミブラフ

1、キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

H

C

D$31.71

S(私)$21.75 A♠、3♠

B

HとCがフォールド、標準的なプレイヤーDが$0.4へレイズ、私はコールに止めておきました。

Bがフォールドしました。

 

フロップ$0.96 8♦、Q♠、4♠

ナッツフラッシュドローを得た私は$0.49へレイズしました。

相手は$1.44へレイズし、私はコールしました。

 

ターン$3.84 7♣

はずしてしまいましたが、私はポットサイズに近い$3.48をベットし、相手はフォールドしました。

2014.5.16p3

まずプリフロップでフロップを見たいカードな時、タイトプレイヤーを相手にポジションがない時はできるだけコールに止めポットを小さくしておいた方がいいと思います。

フロップで手頃なサイズにポットを大きくできたのは幸いでした。

リバーでは7♣がラグっぽいので、ポットに近いサイズをベットしていきます。

4回に3回相手をフォールドさせられればよく、コールされてもリバーで7~9枚のアウツ(スペード)は残っています。

ポジションがない場合、ターンでのポットサイズに近いセミブラフは利益が出そうな感じです。