連日新型コロナウイルスの新規感染者数が更新され、1月28日、29日は80,000人を超えました。第5波で猛威を振るったデルタ株はオミクロン株に置き換わり、第6波はあっという間に第5波のピークを抜いてしまいました。
ぱっと見ですが、第5波のピークを3倍は超えている感じです。今後どうなるのか予測がつきませんが、このオミクロン株の特徴をまとめておこうと思います。
オミクロン株とは
オミクロン株とは、2021年11月24日に南アフリカから報告された新型コロナウイルス変異株の1種で、WHO(世界保健機関)はこのB.1.1.529系統の変異株を11月26日に「懸念される変異株 (Variant of Concern; VOC)」と位置づけ、ギリシャ文字順に「オミクロン」と名付けました。12月にはイギリスをはじめとするヨーロッパで急速拡大し、いつ日本に入ってきてもおかしくないと思っていた矢先、1月から日本でもちらほら感染を報告されるようになって、2~3週間であっという間に広がった感じです。
オミクロン株の特徴
まず何といても感染力の高さで、従来のデルタ株の2.5倍の感染力を持つと言われています。これは1日毎の新規感染者数を見ても頷けます。
症状
のどの痛み、咳、鼻水等、上気道の症状が多く、味覚や嗅覚の異常は少ないみたいです。他に発熱37.5℃以上、倦怠感と言った風邪様症状があります。潜伏期が3日と短いのも特徴です。
重症化
オミクロン株は重症化しにくいと言われています。しかし重症化とは集中治療室に入って酸素マスクもつけて瀕死の状態のことを指し、軽症でも普通につらいことに変わりはありません。
医療現場の状況
東京都では1月31日現在、新規感染者が1万人を超え病床使用率は50%近く、最大で確保できる見込みの6919床に対し、3405人が入院しているとのことです。
対策
基本的な対策は変わらず、マスクを着用、3蜜を避ける、ワクチンの3回目接種です。ワクチンのブースター接種(3回目投与)は重症化の予防効果を88%にまで高めてくれるようです。但しファイザー社のワクチンでの統計です。