大阪万博EXPO2025体験記2日目

2日目の朝

朝7:30に目覚ましが鳴り朝食を食べに行きます。バイキングでメニューが豊富で良かったです。少し多目に摂りました。

この日は10:00からの入場です。丁度10:00に夢洲に到着しました。相変わらずの人だかりです。

振り返ってみますとこれから万博へ行くというのに皆の顔に笑顔は無く寧ろ悲壮感すら漂っていました。気持ちは分かります。

西ゲートからの入場なので徒歩で向かいました。歩道は結構スキスキでした。

しかし会場に着くとこの有様です。

手荷物検査などは、ほとんど搭乗の時と一緒です。ここをくぐってチケットのバーコードを確認すると終わりです。夢洲駅に到着してから入場まで30分でした。

ガンダムパビリオンの前です。皆写真を撮っていました。

ガンダムパビリオン入りたかったのですが当日予約はこの時間から始まり2分も経たずに埋まるそうです。

サイトの接続も悪くその時間にアクセスできるかわかりません。

当日予約所も並んでおり、狙った時間にここに立てるとも限らず(ほぼ不可能)。こんな感じで当日予約で人気パビリオンに入るのは絶望的でした。

ミャクミャクぬいぐるみですがやはり万博価格でした。朝からブルーな気分でした。

インドネシアパビリオン

気を取り直してインドネシアパビリオンに並びました。11:20です。並んでいる最中に一口サイズの冷たいコーヒーを提供してくれたのは有難かったです。

20分くらい待ち漸く入れました。最初は仮面の部屋でした。このような仮面を確かタイでも見たことあり、実際お土産で買った覚えがあります。

インドネシアのジャングルを再現しています。植物園みたいですが良かったです。

スマトラトラの像です。本物は上野動物園で見たことがあります。

これだけ高い木をよく日本にもってこれたなっと思いました。

インドネシアの文化を紹介しています。こんな武器をまだ使っているようです。

レプス・ブンゴ・チノのソンケット織りです。インドネシアはこのような織物の文化があるようです。

映像でインドネシアの様子を紹介していました。涼しい部屋で座ってみれるのは有難かったです。最後のフードコーナーでインドネシアのアイスコーヒー(650円)を飲みました。冷たくてコクがあり美味しかったです。全体を通して満足でした。

サウジアラビアパビリオン

サウジアラビアパビリオンは1時間近く並びました。奇怪な建物にヤシの木で演出されています。日を遮るためのつくりだと思われます。

現地の人とも話せますし写真も撮れます。

サウジアラビアらしさが演出されていました。

人口の珊瑚です。

サウジアラビアはスポーツも盛んなようでその様子が映像で紹介されていました。

世界の中心ともとれるサウジアラビアは大体どこの国からも2時間程度で行けてしまいます。サウジアラビアといえば石油ですがそれは出てきませんでした。見終わった後サウジアラビアレストランで食事にしたかったのですが予約制で入れませんでした。先のインドネシアのフードコーナーで食べておけば良かったと思いました。

ORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』

外食産業の活性化を目指すORA(大阪外食産業協会)のパビリオンです。並ばずに即入れました。14:00を回り昼食にありつけていなかったので見ずにすぐ下に行ってフードを買いました。

適当に買ったのが神戸牛メンチカツサンドです。それほど大きくないのにこれが何と1600円もしました。

そして二切れしか入っていなくがっかりしました。これでは腹の足しになりません。しかし買ってしまったものは仕方ありませんので味わって食べることにしました。今回の万博はどこで何を食べればいいのかもよく分かりませんでした。今日の流れを見ると最初のインドネシアパビリオンが終わった後のフードコーナーで、コーヒーと一緒に食べてしまうのがベストだったと思います。

未来の都市

唯一取れた予約の未来の都市へ向かいます。大屋根リングを出て西ゲートのはずれの方に行きます。ここで記念撮影をしたかったのですが一人では頼みにくかったです。

未来の都市は様々な企業による共同出展です。

大阪湾の海は汚く見えました。

人間活動による地球規模の問題にどう対処していくか問いかけられます。向こう側から投射している感じでした。

将来の家族にはこのようなキャラが家族の一員になるようです。

診療も病院に行かずに家で受けれるようです。

未来シアターにも参加しました。

製鉄の流れが玉の流れを通して分かります。

将来のロボットでバイクみたいなものです。このようにごつごつした所へも難無く行けてしまうようです。

遠隔操作で動かす海底工事の重機です。将来海底に眠る資源を掘り出すのにも期待できそうです。

グリーン水素で動かす船舶です。風力で進ませます。

昔から現代の食事の変化が分かりますが昔の食べ物の方が健康的に見えるのが皮肉でした。

水素と二酸化炭素からメタンを作り出すことができたらエネルギー問題も二酸化炭素の問題も解決できて素晴らしいですね。未来の都市は非常に見ごたえのあるパビリオンでした。

アジア物産でインドの野菜カレー

まだ15:00過ぎですがあの昼食ではもう腹が減ってしまいました。近くの風の広場マーケットプレイスに入りインドの野菜カレーを頼みました。

ほとんどスープカレーでした。じゃがいも、人参、インゲン、豆、グリンピース等が入っていました。これで1890円でやはり高いです。ご飯はしっかりした量でしたが夕食にしては足りず、結局この日もホテルでカップヌードルを食べる羽目になりました。

西ゲートマーケットプレイスでお土産を買うのにも20分くらい並びました。ミャクミャクくじは1時間くらい待ちそうなので止めました。もっとも男なので買うつもりもあまりありませんでしたが。18:30辺りが薄暗くなってガンダムの目が光っていました。

韓国パビリオン

韓国パビリオンも1時間くらい並びました。韓国パビリオンは3つの部屋から成り、来場者の声をAIによって光と音に再構成するパフォーマンス、環境にやさしい水素燃料電池、迫力の映像です。スケールが大きく結構気に入りました。これが最後のパビリオンになりそうなので、最後を飾るにはふさわしいかなっと思いました。

韓国パビリオンの前の巨大スクリーンも一際目を引きました。20:09です。この後は大屋根リングを上がってウォータープラザの所に行き昨日とは反対の方向から見下ろす感じで水上ショーとドローンショーを楽しみました。昨日はドローンはウォータープラザの上に上げていると思ったのですが、どうやら大阪湾に打ち上げているのが分かりました。昨日は聞こえなかったドローンの羽音が聞こえました。まるで虫の羽音のような感じでした。

全体を通して

まず来た日の選別を誤りました。

これはEXPO2025 大阪・関西万博 来場者数カウンターで公表している訪問者の人数ですが、日が経つにつれてどんどん増えているのが分かります。私の行った日は9/9、10なのでいずれも19万人を超えています。このような期間限定イベントは終わりの方になると駆け込み需要があるため、万博が始まって最初の週の平日に行ってしまえば良かったと思いました。こんなに混んでいては明らかに収容者数を超えており身動きが取れない状態です。パビリオンの予約が取れないどころか、公式サイトも重くてアクセスが困難でした。イタリア館、シグネチャーパビリオンやガンダムパビリオン、日本館、大阪ヘルスケアパビリオンなど行ってみたいパビリオンは一つも行けませんでした。パビリオンはお世辞にも楽しめたとは言えませんが、大屋根リングの散策や水上ショー、ドローンショーは楽しめました。万博を楽しんだというよりも経験したと言った方が正しそうです。そしてその経験は決して心地の良いものでもありません。この万博会場は終わると一旦更地にしてしまうそうです。なんだか寂しいです。まるで蜃気楼を見てきた感じです。しかし大阪万博は無くなってもこの思いではずっと自分の心の中に残こると思います。大阪万博EXPO2025行って良かったと心の底から思いました。