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JJハンドの考察

JJハンドは扱うのが難しいと言われています。

私もJJハンドは収支が明らかにマイナスになっています。

ここではJJハンドをどのようにプレイしたのか考察してみようと思います。

 

 

プリフロップでオールイン

1 、キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U$17.52

H$15.66 J♥J♦

C

D

S

B

Uが$0.48へレイズし、私は$1.62へレイズ、Cがフォールド、Dがコール、SとBがフォールド、Uが$3.84へレイズ、私が$7.6へリレイズ、Dがフォールド、Uがオールインしました。

私は少々考えた末にコールしました。

 

ショーダウン$33.18

相手はA♣、A♠を開きました。

フロップで6♦Q♥7♦、ターンで3♣、リバーでK♠が落ちUがポットを獲得しました。

2014.5.16p1

これはちょっと行き過ぎでした。

ショートスタックでもない限りポケットJで、プリフロップでオールインまでいくのはどうも拙そうな感じです。

最初のUのアクションに対して、Hで3ベットしたのは良かったと思います。

後にアクションを起こすプレイヤーがまだ四人も控えていますから、ここはアイソレートしたいところです。

それに後ろの四人のうち誰かが、スクイーズしにこないとも限りません。

しかしUの2回目のアクションに対しては、コールに止めるべきだったと思います。

そしてフロップでセットができずに、Uがアクションを起こしてきたらもう諦めるべきハンドでした。

Uの2回目のアクションに対してリレイズしてしまったため、オールインまでいくのが避けられなくなってしまったということです。

2014.5.16p2

JJではAAに対してプリフロップでオールインして、勝率はほぼ5回に1回しかないのです。

ブラフのハンド考察

セミブラフは確率に基づいたブラフで、もしコールされてしまってもそこそこ高い勝率があるので、フォールドエクイティを考慮して多くのプレイヤーがやってきます。

ここではセミブラフについてハンド考察をしてみたいと思います。

 

 

リバーでのセミブラフ

1、キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

H

C

D$31.71

S(私)$21.75 A♠、3♠

B

HとCがフォールド、標準的なプレイヤーDが$0.4へレイズ、私はコールに止めておきました。

Bがフォールドしました。

 

フロップ$0.96 8♦、Q♠、4♠

ナッツフラッシュドローを得た私は$0.49へレイズしました。

相手は$1.44へレイズし、私はコールしました。

 

ターン$3.84 7♣

はずしてしまいましたが、私はポットサイズに近い$3.48をベットし、相手はフォールドしました。

2014.5.16p3

まずプリフロップでフロップを見たいカードな時、タイトプレイヤーを相手にポジションがない時はできるだけコールに止めポットを小さくしておいた方がいいと思います。

フロップで手頃なサイズにポットを大きくできたのは幸いでした。

リバーでは7♣がラグっぽいので、ポットに近いサイズをベットしていきます。

4回に3回相手をフォールドさせられればよく、コールされてもリバーで7~9枚のアウツ(スペード)は残っています。

ポジションがない場合、ターンでのポットサイズに近いセミブラフは利益が出そうな感じです。

クリス・ファーガソンから学ぶバンクロール管理術

ポーカーで成功を収めるには技術と運、バンクロールの管理が必要と言われています。

今回はバンクロールの管理に焦点を当て、0から$126000ものバンクロールを作り上げたクリス・ファーガソンから学んでみようと思います。

 

クリスファンガーソン

クリスファンガーソンとは1963年4月11日生まれで、カリフォルニア州ロサンゼルス出身です。

両親が数学の博士号を持ち、彼もUCLA大学でコンピューターサイエンスを学び博士号を取得しました。

数学に卓越した能力を持つ彼が、ポーカーに興味を持ったのは不思議なことではないですね。

10歳の頃から父に教えられオンラインポーカーを始め、1995年頃から本格的にプレイし、2000年のワールド・シリーズ・オブ・ポーカーのメインイベントではT.J・クルーチェーを破り優勝し、賞金150万ドル(推定:1億5000万円)を獲得しました。

生涯獲得賞金額は$8ミリオン(8億円)を超えます。

2004年はフルフィルトポーカーの立ち上げを手掛け、フルティルトポーカーのトーナメントにおけるファイナルテーブルで使われるアルゴリズムも開発しました。

ロン毛と髭に黒のテンガロンハットという風貌から、ジーザス(神様)と言われています。

 

彼はポーカーはお金のためにやるのではなく、チャレンジとしてやるというタイプです。

最初の頃もお金ではなく、ポイントを掛けたサイトでプレイしていました。

その彼がなし得た偉大な業績に、バンクロールを0から$100000を超える額にしたというものがあります。

彼はバンクロールの管理の重要性を説き、それを自ら実行し証明したのです。

0から始めるとなると、フリーロールから始めるしかありません。

彼が作り上げた主なルールは以下の4つです。

 

1)キャッシュゲームやシットアンドゴーでバンクロールの5%以上はバイインしない。

2)もし自分のバンクロールの10%以上が1つのテーブルでリスクに晒されたら、そのテーブルは去らねばならない。

3)マルチ・テーブルトーナメントではバンクロールの2%以上のバイインのものには参加しない。

4)リバイトーナメントではバンクロールの0.66%以下のバイインのもののみ参加できる。

 

2006年からこの4つを忠実に守り、フリーロールから始め、ある程度バンクロールができ上がると$1バイインのトーナメントによく参加し、9ヶ月でバンクロールを$100へ増やしました。

億万長者が目覚ましをセットしフリーロールへ参加して、たった$2の賞金を冷や汗をかいて勝ち取ったというのですから驚きです。

先に述べたように、本当にポーカーが好きでないとできないことだと思います。

 

このバンクロール管理のお陰で、どのステークスのどのテーブルでプレイしたらいいのか、自己管理がしっかりとできて、モチベーションも常に100%保てたみたいです。

彼が言うには、いったんステークスを上げると下げるのは辛いそうです。

これは私にもよく理解できます。

しかし彼ですら$0.25/$0.5から$0.05/$0.10へ下げたことがあったそうです。

これは本当に辛かったと言っていました。

負けが込むことは誰にでもあるそうです。

しかし本当にプロポーカープレイヤーとして成功したかったら、自分でバンクロールのルールを作り、それに従わなければいけないと言っています。

それから9カ月の間に、彼は$100を$10000へを超える額まで増やしました。

 

 

私は彼ほど厳しいルールは作れませんが、バンクロールの1/30を超えるテーブルにはバイインしないことにしています。

現時点で$600ちょいのバンクロールがポーカースターズにあり、$0.08/$0.16(Maxバイイン$16)でプレイしていますが、次ぎの$0.10/$0.25(Maxバイイン$25)のステークスになるには$750以上必要ということになります。

逆に$300を下回ってしまえば$0.05/$0.10(Maxバイイン$10)でプレイしなければなりませんが、もしそうなってしまったら本当に辛いだろうなと思います。

しかし逆にモチベーションは維持できそうです。

またその日のハンド数とバンクロールの収支は必ず付けようと思っています。

ホールデムマネージャーを使えば簡単に収支を見ることができます。

 

クリス・ファーガソンのバンクロール管理は参考にしてみて下さい。

リバーのミス

リバーは最後のアクションとなるところです。

ここまでくるとポットも大概は大きくなっていますから、ここでのミスは致命傷になりかねません。

ここでは最後の決断で誤ってしまったハンドを考察します。

 

 

フォールドしそうもない相手へのブラフベット

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U(私)$14.12 9♣、T♣

H

C

D

S$27.91

B

私が$0.48へレイズ、Sだけがコール。

 

フロップ$1.12 Q♣、4♦、4♣

相手は$0.64をベット、相手は100%のコンティニュエーションベットを打つクジラより、私はセミブラフで$1.86へレイズ、相手はコール。

2014.5.21p2

 

ターン$4.84 A♥

相手は$1.12をベット、これはポットオッズに合うためコール。

 

リバー$7.08 8♥

相手は$3.04をベット、私はブラフで6.08へレイズ。

相手はコールしてK♦、Q♠を開きポットを獲得しました。

2014.5.21p1

私はターンで弱気を見せており、リバーでフォールドしそうにない相手へのブラフベットは間違いでした。

ターンまでのプレイは良かったと思いますが、ターンでバレルが途切れた私としてはリバーでドローが引けなければ、もう諦めるべきハンドだったと思います。

余計なブラフのお陰で$6.08も失ってしまいました。

 

 

相手のハンドがよく分かっていない時のリバーのベット

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U

H

C

D

S

B(私)$16.65 2♥9♦

U、Hがフォールド、Cがリンプ、Dがフォールド、Sがコール、私がチェックしました。

 

フロップ$0.48 2♠、T♦、J♠

3人ともチェック。

 

ターン$0.48 9♣

Sが$0.3をベット、私はツーペアになったので$0.9へレイズ、Cが何と$1.5へ3ベット、Sと私がコールしました。

 

リバー$4.98 7♥

Sがチェック、私がポットを少し下回る$4.76へレイズ、Cがコールしました。

 

ショーダウン$14.5

相手が7♠、J♥を開きポットを獲得しました。

2014.5.14p1

ただでフロップを見れ、ただでターンでツーペアを作れましたが、フロップでアクションが無かったため実は二人のカードの強さがよく分かっていないのです。

ストレートも見えるこのボードでツーペアを過信し、リバーでポットサイズ近いベットを打ってしまったのは間違いでした。

リバーまできて自分のハンドがよく(ナッツ以外)、相手のハンドがよく分かっていない時、リバーではチェックで回すのが無難そうです。

これはフィル・ゴードンもフィル・ゴードンのポーカー攻略法実践編で言っていました。

p147を引用します。

「相手のストーリーが何を語っているのかよく分からない読めない相手に対して、リバーで中程度の強さのハンドを持っているときは、相手のチェックにはチェックで帰したほうがいい。」

 

 

フラッシュボードへの自殺行為

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U

H

C(私)$14.72 2♥A♥

D

S$25

B

U、Hがフォールド、私が$0.48でオープン、Dがフォールド、Sがコール、Bがフォールドしました。

 

フロップ$1.12 7♥T♦A♦

相手はVPIP77、PFR6のクジラです。

相手はチェックしてきました。

相手のレンジは相当に広いです。

トップヒットの私は$0.76をベットしました。

相手はコールしました。

 

ターン$2.64 5♦

もし相手がフラッシュドローならこれで完成です。

相手はチェックしてきました。

私は代償を最小限にしたいため、ポットの半分を下回る$1.25をベットしました。

相手はコールしました。

 

リバー$5.14 Q♠

相手はチェックしてきました。

相手がクジラなことを考え、多分フラッシュはないだろうと思い$2.50をベットしました。

次ぎの瞬間$12.41へのチェックレイズが返ってきて、しまったと思いました。

2014.5.11p1

これが相手のデータです。

18というのはリバーでベットする確率です。

私は時間ギリギリまで考えましたが、コールしました。

 

ショーダウン$29.96

相手は6♦K♦を開き、フラッシュを完成させてポットを獲得しました。

2014.5.11p2

痛恨のバカげたプレイでした。プリフロップでの相手のレンジは相当広いです。私のターンまでのプレイはとても良かったと思います。特にターンの$1.25のベットは良かったと思います。ここでチェックしていれば、恐らくリバーで相手はそれ以上の額をベットして、相手の広いレンジを考えると、Aトップヒットの私は間違いなくペイオフしたと思うからです。しかしリバーのベットは余計でした。ボードにフラッシュが見えている状態での、ワンペアのベットは間違いでした。当然最後はチェックに止めショーダウンするべきでした。余計なベットをしたため相手にリレイズされて、トップヒットの私はレンジの広い相手にフォールドしきれなくなってしまったのです。

ターンのミス

フィル・ゴードンが言うには、ターンが最も秀でたプレイヤーと他のプレイヤーの差が出るところだと言います。

私は正直、まだこの意味を正確に汲み取るほどのポーカースキルはありません。

ここではターンのミスプレイを考察してみようと思います。

 

 

ノーペアでオーバーベットに対するコール

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U$16.05

H

D

S

B(私)$13.16 A♥、T♠

Uがリンプ、H、D、Sがフォールド、私はチェックしました。

 

フロップ$0.40 8♥、7♠、3♦

私がチェック、Uは$0.16をベット、私はコールしました。

 

ターン$0.72 8♣

私がチェック、Uは$2.24をベットしてきました。

なんとなくブラフっぽいのでノーペアでコールしました。

 

リバー$5.2 5♣

共にチェックしました。

 

ショーダウン$5.2

UはJ♠、7♣を見せワンペアでポットを獲得しました。

2014.5.11p4

相手はクジラでしたがいくら何でもターンで、ノーペアでポットの3割を超えるベットに対するコールはあり得ませんでした。元々プリフロップのアクションから、このボードは相手の方が噛み合っていそうです。フロップでのミニマムベットに対するコールはともかく、ターンでは当然フォールドするべきでした。ポジションの悪い状態で、ターンで漫然とコールするのはよくありません。

 

 

0だったアウツ

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U

H$38.89

C

D

S(私)$17.72 5♠、8♠

B$15.84

Uが$0.16でリンプ、Hもそれに習いコール、CとDがフォールド、私もコール、Bは$0.64へレイズ、Uがフォールド、Hと私がコールしました。

 

フロップ$2.08 9♠、2♥、T♣

私、B、Hが三人共にチェックしました。

 

ターン$2.08 Q♣

私が$1.46をベット、二人がコールでついてきました。

なぜ私がベットしたのかと言うと、ガットショットストレートドローとブラフを兼ねてです。

 

リバー$6.46 J♣

そして望み通りのJが落ちストレートが完成しましたが、私はここでミスを犯したことに気づきました。

どちらかがKを持っていたら、上位のストレートを作られてしまうからです。

こういう時にポジションが悪いと苦労します。

私は考えた末にチェックしました。

Bもチャック、Hが$16.8をベットしました。

二人にオールインを突きつけています。

私はストレートにも関わらずフォールドせざるを得ませんでした。

Bもフォールドし、Hがポットを獲得しました。

2014.5.11p3

望んでいたJが落ちてストレートが完成にも関わらず、上位のストレートを警戒してチェックフォールドせざるを得ないのでは明らかにおかしいです。つまりターンでのアウツは既に0でした。アウツ0の状態で、多人数参加でポジションの悪い状態からのブラフベットはあり得ませんでした。9、T、J、Qとボードにあって、8を持ってのストレートの完成は喜べません。つまり何が落ちても勝てそうもないので、ターンでは当然チェックをするべきでした。また下位とは言えストレートをフォールドせざるを得ないのですから、テキサスホールデムとは如何にポジションが重要かが分かります。

カードをプロテクトする

テキサスホールデムというのは、基本的には自分のカードの方が強いと思えばベットして、相手に逆転の余地を与えないゲームです。

スロープレイというのもありですが、条件が整わない限りはやはりベットしていくのがセオリーです。

ここではカードをプロテクトする例を紹介します。

 

 

捲くられる余地のあるツーペア

キャッシュゲーム$0.08/0.16

プリフロップ

U$39.47

H

D

S

B(私)$20.81 A♣、8♣

VPIP35、PFR28のそこそこアグレッシブなプレイヤーがUから$0.48へオープンしました。

H、D、Sとフォールドし、私は$1.62へ引き上げました。

Uはコールでついて来ました。

 

フロップ$3.32 8♠9♥A♦

ツーペアをヒットさせた私は$1.86をベット、相手は$3.84へリレイズしてきました。

相手の強いアクションから考えて、相手がAを持っていたらもう1枚のカードも絵札の可能性が高く、ターンかリバーでそれらが落ちるのは見たくありません。

私がボードにある2枚をヒットさせたため、相手がセットになっている可能性は低く、私はオールインしてこのハンドをプロテクトすることにしました。

相手は少々考えてフォールドしました。

2014.5.10p4

プリフロップ、フロップと相手のアクションが強い場合には、本物のカードである可能性が高いです。

こういう場合はポットも大きくなっているため、もし自分のカードの方が勝っていそうなら、ナッツでもない限りはオールインして自分のハンドをプロテクトする方がいいです。

間違ってもスロープレイして、相手にフリーカードを与えてはいけません。

ペアハンドの扱い方

ペアハンドというのはプリフロップではとても喜ばしいハンドですが、フロップ以降はセットにならなければただのワンペアです。

フロップでオーバーペアならまだしも、自分のペア以上のカードが落ちると少し困ってしまいますよね。

プリフロップでペアハンドというのをどうやって扱ったらいいのか、ここでは私の実戦を元にペアハンドの扱い方を考察してみようと思います。

 

 

損切り

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U

H

D(私)T♣、T♥

S

B

Uが$0.48へレイズ、Hがフォールド。

私は$1.62へ引き上げましたが、理由はUがフロップでコンティニューエーションベットを打ってくる確立が高く、ここでフォールドさせたかったからです。

Sがコール、BとUはフォールドしました。

 

フロップ$3.88 K♠、3♦、2♣

Sは$1.9へ引き上げました。

相手のデータはややルーズだがまともなプレイヤーで、フロップのコンティニュエーションベット率は50%でした。

これはブラフの可能性もありそうです。

フロートもいいのですが相手はターンのコンティニュエーションベット率も50%で、ターンでTがセットにならなければこれ以上プレイし続けるのが難しくなるので、私は$3.8へレイズしました。

少し勿体ないかもしれませんが、ここで自分の立ち位置をはっきりさせたかったからです。

すると相手はオールインしてきました。

さすがにTのワンペア以上はあるのだろうと思い、私はフォールドしました。

2014.5.10p3

さすがにブラフでないと思ったらボードにKが見えている状態では、Tのワンペアではオールインコールはしきれません。

このプレイで$5.42ほど失いましたが、相手にカードの強さを露呈させて損を最小限に食い止めたこのプレイはそれなりに良かったと思います。

ほとんどフロップのプレイかもしれませんが、Tのようなやや強めのペアで、オープンしているプレイヤーのコンティニュエーションベット率が高い場合は、ポジションが良くてもフォールドエクイティを狙い3ベットで入るケースが多いです。

やはりフロップでセットにならない確率の方が圧倒的に高く、ブロードウェイカードが落ちると厄介だからです。

 

 

高いインプライドオッズでセットを引き当てる

キャッシュゲーム$0.08/$0.16

プリフロップ$0.24

U

H$27.86

C(私)$15.76 3♥、3♠

D

S$15.60

B

Uがフォールド、VPIP79のHが$0.48でオープン、私はこのアグレッシブプレイヤーに対して安くセットを作りペイオフさせたいと思いコール、Dがフォールド、VPIP40とこれまた高いSが$2.08へレイズしました。

Hがコール、私はポジションがいいしSはスクイーズの可能性も高いことからコールを選びました。

 

プリフロップ$6.4 3♣、Q♥9♦

Sが$4.48をベット、Hがフォールド。

セットを引き当てた私は、SはQをヒットさせている可能性も高くターンかリバーでQが落ちると目も当てられないので、$8.96へレイズしました。

Sはコールしました。

 

ターン$24.32 7♦

Sはチャック。

私はリバーでQが落ちるとまずいので、$4.64をレイズし彼へオールインを促しました。

Sはフォールドして私がポットを勝ち取りました。

2014.5.10p2

相手はブラフだったのかもしれませんが、フリーカードを与えないこのプレイは良かったと思います。

プリフロップで二人の$2.08へコールしましたが、多人数参加の場合と、セットを作った時大きくペイオフしてくれそうだったら(この場合二人のアクションが強いため、フロップ以降もポットが大きくなることが予想される。)、ペアハンドでコールしこのように安くセットを作りにいくのはありだと思います。セットができる確率は約1/9ですが、$2.08(投資した額)×9=18.72<$23.23(得られた額)よりこの投資は正しかったと言えそうです。逆に言うとセットを作った時9倍以上の見返りがなければ割りが合わないということになりますが、そういうわけでもないのです。特にポジションがいい場合は、相手のプロフィールを考慮し、ボードによってはいくらでもストーリーを作っていけますからね。

プリフロップのミス

何事もミスなくして上達する人はいません。

私も例外ではありません。

ここでは私の実戦の中から、プリフロップのミスを取り上げ考察してみようと思います。

 

 

ドミネイトパターンのキッカー負け

0.08/0.16のキャッシュゲーム

プリフロップ$0.24

U$19.02

H

C

D(私)$13.13 A♦T♥

S

B

ややルーズ(VPIP28)だがプリフロップレイズ率がそんなに高くない(PFR17)Uが$0.48でオープン。

HとCはフォールド、私はポジションがあるため参加を決意し、$1.62へレイズ。

SとBはフォールド、Uはコールしました。

 

フロップ$3.48 7♣、K♦、A♠

Uはチェック、私はAがヒットしたので$2.24をベット、Uはコールしました。

 

ターン$7.96 5♣

Uはチェック、私は5♣はブランクだと思い$4.2をレイズ、Uはコール。

 

リバー$16.36 4♦

Uはチェック、私もここに至っては相手はAかK或いは両方をヒットさせており、Aならキッカー負けの恐れもあるためチェックで返しました。

 

ショーダウン$16.36

相手はA♥、Q♣を開きキッカー勝ちした相手がポットを勝ち取りました。

2014.5.10p1

これは完全なプリフロップのミスでした。 PFR17の相手がアーリーポジションからレイズでオープンしている場合は、相手にブロードウェイカードが入っていることが推測できます。いくらポジションがあるためとは言え、A、Tのオフスーツで参加したのはドミネイトされている可能性もあるし、実際にAがヒットしたらキッカー負けを起こす可能性が濃厚です。実際にそのようになってしまいました。アーリーポジションから滅多にレイズでオープンしないプレイヤーが、レイズでオープンしてきた時は要注意です。

ポケットペアのプレイの仕方

今回はポケットペアはどうやってプレイするかを考察してみようと思います。

 

プリフロップレンジ表によると、ポケットペアは全て上位40%のレンジに含まれています。

つまり一番弱いポケットペア22でも、上位から40%目に当たるということです。

勿論AAが最強になります。

 

ポケットペアはフロップでセットになるとメチャクチャに強力で、ボードにフラッシュかストレートが見えていない時は、ほぼ勝利をものにできます。

勿論オーバーセットを作られて負けることもありますが、確率は相当に低いです。

例えばこのような例ですが、セットができると中々フォールドできないのですよね(笑)

こういう時は割り切ることにしています。

 

逆にフロップでセットができない時、ボードにそれより上位のカードが落ちると目がくらみます。

また中位のペアでフロップがそれ未満の数のカードだったとしても、オーバーペアの存在を考えるとそれほどえばれた立場でもなくなります。

 

つまりAA、KK、QQ以外のポケットペアはフロップでセットができなければ、それ以降の展開が相当苦しくなることが予想されます。

しかしもセットができる割合は9回に1回しかありません。

 

こうして見ると中位以下のポケットペアはそんなに美味しいハンドとも思えませんね。

 

ポケットペアとは基本的にはプリフロップでベットして相手をフォールドさせるハンドです。

 

 

では実戦の中からポケットペアのプレイを考察してみます。

 

1、まず私は基本的に、テキサスホールデムにおいてポジションが悪い状態でプレイすることを極端に嫌います。

これはフロップではプリフロップから良くなる方が確率が低く、何も状態が変わらないケースの方が多いため、大半は苦しい状態から先にアクションを起こさなければならないからです。

ポケットペアの勝ち方の基本は、ポジションのいい状態でプリフロップでリードし(自分がベットして相手にコールさせること。)、フロップでお互いに何も揃わずポジションの悪い相手にチェックをさせ、自分がベットして相手をフォールドさせるのが理想です。

 

pocketpair1

フロップでポジションのいい状態でヘッズアップに持ち込み、何も揃わなかった相手にチェックをさせ、自分がベットをして相手をフォールドさせるところです。

リードしている状態ですと、こういう流れに誘えやすいです。

HUDでフロップベットフォールドの割合が高い相手には特に有効です。

 

2、どんなペアでも多人数参加を除いてレイズインします。

フロップ以降、勝っていそうだったらほとんどの場合はベットします。

相手にドローを引かれ逆転されたくないからです。

ワンペアは基本的にはスロープレイはしません。

しかしボードにフラッシュやストレートが見える場合は、ポットがこれ以上大きくならないように努めなけばなりません。

 

pocketpair2

KKですが、いやなフロップです。

ボードにフラッシュドローとストレートドローが見えるのでベットしましたが、相手にコールさせターンで♣が落ちました。

こうなるともう強くは出れません。

ターン以降は攻守交替です。

チェックして相手にベットされ、仕方なくコールしているところです。

 

3、ポジションが悪い状態ですと、相手のベットに対してミドル以下のペアはフォールドすることもしばしです。

やはり苦しい状態(フロップでセットにならなかった状態)で、先にアクションを起こすのが嫌だからです。

 

pocketpair3

BBで77ですが、先にベットが入ったためここはフォールドしました。

 

4、3とは逆に相手よりポジションがいい状態ですと3ベットを試みることが多いです。

 

pocketpair4

コールではなく3ベットをするのは、やはりフロップではセットができないと仮定した場合、これ以上強くはいけないからです。プリフロップの段階で相手をフォールドさせたいところです。

 

pocketpair6

ポジションがいい状態ですと、逃げれる範囲でフロップでもレイズしていきます。

 

5、フロップでセットができてもボードにドローが見えるようならプロテクトする。

ポケットペアがフロップでセットになると、つい勝った気になってしまいますが、これは一番危ないです。

私はこれで随分と痛い目に遭いました。

 

pocketpair5

フロップでセットになりましたが、これ以降ボードに8が落ちるととても危険な状態になります。

こういう時はオールインして手をプロテクトします。

 

6、いくらポジションが良くても3ベットが入った後は、中位以下のペアはフォールドする。

いくらポケットペアでポジションがよくても、3ベットが入った後では少し考えます。

 

pocketpair7

ディラーで77ですが、3ベットが入った後なので私はフォールドしました。

ルースなプレイヤーに対しては4ベットを仕返すこともありますが、タイトなプレイヤーに対してはまずフォールドします。

 

7、多人数参加の場合はコールで入り、安くフロップを見にいく。

多人数参加の場合はレイズしないでコールに止め、安くセットを作りにいきます。

 

pocketpair8

このように参加者が多い時はレイズしないでコールに止め、安くフロップを見にいきます。

この場合は勿論フロップでセットができなければ、チェック、フォールドすることになります。

多人数参加ですとインプライドオッズが良くなるということですね。

 

8、3ベットでレイズインしても4ベットが入れば、中位以下のポケットペアはさすがにフォールドします。

 

pocketpair9

99で3ベットでレイズインしましたが後ろのプレイヤーに4ベットが入ったので、ここはフォールドしました。

相手がオーバーペアの可能性もあり、このままゲームに参加していると、とばっちりを喰うかもしれません。

 

9、AA、KK、QQのポケットペアならフォーベットに対してはオールインする。

 

pocketpair10

私がQQで3ベットした後に、レイズインした相手が4ベットをし返してきました。

QQなのでここはオールインします。

AA、KK、QQは確かに強いハンドですが、フロップ以降はただのペアでしかありません。

よってここで相手に強い決断を迫って、フォールドさせるのが狙いです。

この場合相手がAA、KKならしょうがないと諦めるしかありません。

 

 

以上がワンペアの代表的なプレイのパターンになります。

実際には相手がどういうプレイヤーかにもよるため、HUDのデータと照らし合わせてアクションを決定します。

例えばあまりにもタイト過ぎるプレイヤーに対しては、ブラフベットは避けたいですからね。

 

ポケットペアというのは基本的にはプリフロップでベットして相手をフォールドさせ、フロップ以降はセットにならなければポットが膨らまないようにプレイするハンドです。

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フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編をレビューします。

定価 2500円+税

ページ数 330

著者 フィルゴードン

監修者 百方恵二

訳者 佐藤友香、松山宗彦

初版第1刷発行 2010.7.3

初心者向け

 

この本は、私のテキサスホールデムの教科書となっている本です。

エベレストポーカーと専属プロ契約をした、日本人唯一の女性プロポーカープレイヤー、アイスビア(icebeer)さんが訳者に携わり、フィルゴードンのことを「彼のポーカー界における何よりの功績はこの『フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編』を書きあげたことではないだろうか。」と評しているくらいです。

 

基本的にはこの本は、ライブポーカーとしてテキサスホールデムを取り扱っていますが、戦略的にはオンラインポーカーも同じだと思います。

ポーカーの基本戦略は勿論、テル(癖)やトーナメント戦略、確率と数学、心理学についてまで述べられており、ノーリミットホールデムの全体像を学ぶことができます。

 

またテキサスホールデムを長くやっていると、基本を忘れがちになってしまいますが、そういう時にまたこの本に立ち返って、ずれた感覚を取り戻すのにも最適の良書だと思います。

初心者は勿論中上級者まで、テキサスホールデムをプレイするなら是非携えておきたい著書です。

まさにテキサスホールデムは、『フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編』で始まり『フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編』で終わるといったくらいの名著だと思います。

 

中身についての感想を言えば、戦略が確率的に非常に理論正然としており、「捲くり目が薄い時には相手にフォールドしてもらいたいから大きめのサイズのベットを打ち、自分の方がナッツだと思えば小さめのベットで相手についてきてきてもらう。」といった自分の手や相手のアクション、ボードによってベット額を変える説明などは「なるほど。」と頷くものがありました。

 

また「オンラインポーカーにはテルはない。」とも言っていましたが、これに関しては反対でオンラインポーカーもアクションが早かったり遅かったりと、意外にテルはあると思っています。

 

私はオンラインポーカーしかやったことがありませんが、この本を読み終えてからは、相手のテルを見抜こうと二~四面だけでプレイするようになりました。

オンラインポーカーは多面でプレイするのが普通ですが、この本を読んでからはホールデムは自分が考えていた以上に奥が深く、多面でプレイするのを慎むようになりました。

 

また一番影響された言葉が、32ページに書かれている「アグレッシブなプレイこそが、勝てるポーカースタイルである。」というところです。

この言葉こそ、この本の全てを要約しているような一文で、この本により私のポーカープレイで『コール』の割合が劇的に下がりました。

アグレッシブな相手に対して、スモールポケットペアでセットを引きに行く場合は別として、大概の場合はレイズインするポーカースタイルになりました。

 

結果的にこのプレイスタイルにしてから勝率は良くなりましたが欠点もあり、危機的な状況に遭遇する頻度も高くなりました。

つまりバンクロールの振れ幅が大きくなったということです。

しかしテキサスホールデムは、何かヒットする確率の方が低いですから、アグレッシブなブラフ気味のプレイの方が勇気はいるけど、長期的にみたら利益は出るんだなと学びました。

 

以前シークレットキャッシュポイントという情報商材が出ていましたが、その著者の師匠がアイスビア(icebeer)さんです。

そのアイスビア(icebeer)さんもこの本から学んでいますから、『フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編』はシークレットキャッシュポイントの原型とも言うことができると思います。

実際によく似ている部分も散見されました。

 

フィル・ゴードンのポーカー攻略法 入門編